なんの電話だったんだろう。
今日、連絡くれるかな?
今日は、寝ないで待ってよう。
そう意気込んで、重い身体を引き起こしでかける準備をした。
今日はエステに行くことに決め、予約の電話を突然掛けると滑り込みで大丈夫だった。
軽くメイクを済ませ、身支度を整えると家を出る。
椋平にはいつだって可愛い私を見て欲しい。
そのためには、こういう努力も必要だよね。
なんて、半分は自分のリラックスのためでもある。
エステは気持ちよくて途中から意識がなかった。
いつも途中で眠ってしまう。
でも仕上がりには大満足。
プルプルの肌ににやけながらエステを後にし次は買い物。
ブラインドショッピングを楽しみつつ、目星のついたモノを試着しながら穏やかな時間を過ごす。
あまり無駄遣いはできない。
将来のためにもね。
そして私は家に戻った。