「あー、楽しかった!」



すっかり日も暮れ、楽しい1日はあっという間に過ぎた。
私たちは、水族館を出て帰路につく。


楽しかった。
椋平も笑っていて。

私も嬉しくて。


ずっと不安だった。
椋平の気持ちが見えなくて。


でも、見えたら不安なんて消えた。
椋平は、ちゃんと私を想ってくれてる。

誰よりも。


私を大切にしてくれる。



「椋平、今日はありがとう」

「俺も、楽しかった」

「うん。私も」




楽しいことを重ねて行って。
嬉しいことを重ねて行って。


もっともっと、二人の絆を深めていきたい。
この先もずっと、椋平と歩いて行きたい。