「未侑ちゃんね、いい名前だね」
なにこの、ちゃらちゃらしたオーラは。
いやだ、逃げ出したい。
仕事じゃなかったらこんな腕振り払って一発くらわしているのに。
「俺、みうちゃんのこと気に入ったかも」
「え!?」
突然の告白に私は声を上げる。
な、なんなの、この人。
「好きになりそう」
「は、はあ!?あの、冗談はやめてください。さっきの彼女ですよね?」
「さっきの?ああ、あれはモデル。今度撮影があるからその打ち合わせを兼ねてたんだよ。気になった?」
「なりません!私、彼氏いるんで」
それに、仕事中だし。
めちゃくちゃ目立ってるし。
ほんとやめてほしい。


