泣いて、泣いて、泣いて。

どこにいても、胸がしぼんでいって、膨らんでは涙を放出して、萎む。

下唇を舐めすぎて、擦り切れた。

進学してもなお、やはり愛した男に裏切られた胸の傷は癒えないまま。


あの男は今宵も他の女と一緒なのか。


私は今も、愛してしまった代償を払い続けている。