恋にはもう懲りたと言うか。
なんというか、疲れていた。

『人の愛し方を教えてください』とか、
愛するのに疲れた佳人たちが口を揃えて言う。

『愛し方を知ってしまった』
そう嘆いているようで、私はいつも左へ受け流す。


同い年では物足りないのか。
私は、1つ上の男に堕ちて行った。


男は最後に、別の女の胸へ、落ちて行った。