「 うん、 羨ましい 」



乙葉の 純粋な笑顔に わたしも自然と笑った










「 おー、なんだか 紗映が素直だ !


よし、なら 今から海いこーぜ! 」






「 え!? 海 !? なんで!? 」



「 俺が 楽しそうに見えるんだろ?

それの秘密を教えてやるよ 」






私の腕を ぐいっと引っ張り持ち上げる乙葉




そして



「 ばあちゃん! 夕方には帰ってくるから 」



と告げる