「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!

  「本当の理由はそっちか。」


  「え・・・・・・・・?」


  「一人で淋しいってのもあるの
  かもしれねぇけど、あいつ等に
  劣等感感じてんだろ???」


  未来が困ったように笑う。


  「劣等感っていうかなんか、ね?
  いつもは平気なんだけど。一人に
  なったらたまにちょっとだけ切なく
  なるんだよね。釣り合ってないのは
  十分分かってるけど、友華達が側に
  いてくれるならいいかなって思って
  るのに、一人になったらすんごい
  淋しくなる。置いてかれたくなくて
  ずっといてほしくて、でも。。。
  そんなコト言えないじゃん。友華達
  すっごい人気者だもん。。他の仔達
  との付き合いだってあるし。すごい
  光ってんの。自慢の友達なの。
  なのにね、時々それが悲しい。。
  違う世界の人みたいに見えるの。。」


  ・・・・・・・なんで?


  なんでお前は笑ってんだよ。


  そんな悲しそうな顔で笑ってんじゃ
  ねぇよ。馬鹿だろ、お前。


  「泣けば?悲しいんだろ?
  今日だけ特別に俺様の胸で
  泣かせてやるよ。未来。。」


  未来の体はすごい小さくて、
  俺の腕の中にすっぽり収まった。

  
  身長144cmぐらいだっけ?
  小さすぎだろ。


  「・・・・・・っ。いい仔で
  いなきゃ、嫌われたくない・・っ。
  だってっ、あた・・し取り柄ない
  んだも・・ん。っ。友華達・・と
  いっ・・しょにいたいって。そう
  思って・・る仔はっ、たくさん
  いるからっ。いい仔でいなきゃっ、
  側にいさせてくれな・・かもって
  こわ・・い。っ。怖い・・っ・・!」


  っ・・・・・・・・・!


  こんな小さいくせに一人でずっと
  悩んでたのかよ?

 
  笑顔で全部隠して、いい仔で
  いようとして?


馬鹿だろ、、お前。