「野球が俺の恋人」なんて言わせない!!

  その言葉になんと答えれば
  いいのか一瞬詰まった。


  今まで悠樹がこんなことを
  言ったことはなかった。


  五十嵐美香の策略で未来と
  離れたときは何度もその言葉
  を口にしていたけど、普段
  そんなことを言うことは
  なかった、はずだ。。。。


  「いきなりどうしたの?
  喋ってないって言ったって
  ほんの数日だろう???」


  そう。ついこの間も喋って
  たはず。。。。


  「俺とは話さないくせに、、
  神埼先輩や漣とは毎日というか
  毎時間のように話してる。」


  ・・・・・・・・・・!


  その横顔を見て驚いた。。。


  きっと悠樹は自分が今どんな顔
  をしているか気付いていない。


  思い切って聞いてみた。


  「ね??悠樹もしかして
  嫉妬してるの???」


  弾かれたように悠樹が
  俺の顔を見る。


  「・・・・・・・・嫉妬?」


  何を言ってるのか分からない、
  そんな顔をしてた。。。


  やっぱり自覚はないんだね。

  
  悠樹はやっぱりこういう事に
  関して鈍感すぎる。


  ずっと避けてきたからきっと
  それが何なのかも分からないんだ。