「ストップ!!二人ともさ、
  毎日喧嘩するぐらいならそんな
  クールに争ってないで一回派手に
  喧嘩してみたら?漣なんて新庄さん
  には完璧にキレてたんだしさ。」


  仲裁にはいったのは勿論柊。

 
  「こういう性格なんだから仕方ない
  じゃない。派手に喧嘩とか無理よ。
  第一あたしが未来のこと以外でキレる
  ことなんてないって分かってるでしょ。
  

  だから、いくら桜井がムカつく奴でも
  未来のこと傷付けることはしてないから
  キレられない。。。。」


  「新庄にキレれたのは未来のこと
  あいつが傷付けたんじゃねぇかと
  思ったからだ。別にいつもキレてる
  訳じゃねぇよ。。。。」


  友華と漣は似てる。あまり人に
  興味を示さないけど、未来には 
  いつも真剣で。クールなのに、
  未来のことになると、逆上してしまう。


  「でも、本当にどうしようか?
  毎日この状態はちょっと駄目だよね。
  俺達本当に毎日同じコトを繰り返してる
  よ?毎日同じコト言ってる。」


  「「「「はぁ。。。。」」」」


  分かってる。解決方法なんてない。
  何かが欠けていて、それは間違いなく
  未来なんだけど、どうしようもない。


  投げられる球種が増えたから、
  未来に見せてやろうと思っていたのに。

  
  それすらも出来ない。


  それは俺ではなく、谷口が未来に
  することだから。