「じゃあ、帰ろっか!」

  「は?!何言ってるの?
  約束したでしょ。。」


  びっくりしてるっぽい
  友華。。


  柊も怪訝そうに眉ひそめてる。


  別に悠樹と二人が嫌とか
  もう思ってない。さっき覚悟
  したから。


  だけど、ちゃんと
  分かったから。大切なコトに
  気付いたから。


  伝えなきゃいけない。
  みんなに。


  「いいの。大切なコトに
  気付いたから。もう大丈夫。」


  悠樹がすごい好きなんだってコト。
  嫉妬なんかしなくても悠樹のコト
  大好きなんだってコト。


  みんながいてくれるってコト。


  みんなが大好きだってコト。


  だから悠樹と二人で遊びに
  行かなくても大丈夫。


  いつになるか分からないけど、
  そんな日は来ないかもしれないけど、
  悠樹があたしを好きになってくれた時に
  行くから。


  友華と柊はそれだけで察してくれた
  みたい。


  悠樹はよく分からないって顔だけど。
  

  悠樹にはまだ教えてあげない!


  いつかちゃんと自分で「好きだよ」
  って言うから。それまでは。