先輩の弟クン


蒼「すみません…知らないです。」

斎藤「そっかーショック…俺って結構女子に人気あるんだけどなぁ…」

蒼「あのー用件は?」

斎藤「俺と付き合ってくんない?」

蒼「…はい?」

斎藤「悪い話じゃないと思うけど…?」

そう言って斎藤先輩は、私の頬に手を添えた。そして、私は、

その手をはたき、斎藤先輩を睨んだ。

蒼「申し訳ありませんけど、私にはあなたがただのナルシストにしか見えません。」

そう言い放ち、私は廊下を歩き出した。