昨日はあれから即行でコートやらワンピースやらを剥かれて、散々あんなところやこんなところまで口に出すのも恥ずかしいようなところにキスされて。


初めての刺激に涙を浮かべるあたしをまるで拷問のように弄んでいたぶって遊ぶ桃に文句を言いたかったのにそれすら叶わなかった。


あんなにやめてって、許してって言ったのに、桃は輝くばかりの笑顔で「まだダメ」とか言うんだもん。ほんと死ぬかと思った。


さすがにその、い、れる、ときは、優しかったけど……でもでもっ、それだって途中からなんか変わってたし!!


「痛い?」って聞くから「もうあんまり痛くないよ?」って良心を働かせて言えば桃ってばニヤリと笑って「じゃあ、本格的に始められるね」って……こ、怖かった。そのときの桃は冗談抜きで悪魔に見えた。


それからもグラグラと脳味噌が蕩けてしまうんじゃないかと思うぐらい揺さぶられて。ようやく眠りにつけたのは空が明るくなってからだった。


これだけでも初心者には濃厚すぎる初体験だったのに、次に目覚めたときはお風呂場で、一瞬頭がどうにかなってしまったんじゃないかと思った。


そこでもなぜかいっしょに入っていた桃に1人で大丈夫だと切実に訴えたにも関わらず、ニッコリと嗜虐心丸だしの笑顔で拒否されてあれよあれよと流されて、結局まだ慣れていない強すぎる刺激に耐えられず、あたしはお風呂場で意識を飛ばしてしまったのだった。