もう少しで抹茶ラテ終わるなぁと思っていたところにそんなことを聞かれたものだから思わずポカンとしてなしのん兄を見てしまった。
間抜けな顔を晒している間もなしのん兄は「ん?」と笑顔でこちらを見ている。
「ほら、女の子って恋愛のこととか話すの好きでしょ?」
由衣も恋愛とか彼氏とかってうるさいんだよね、と言うなしのん兄。確かになしのんはそういうことにうるさいというか今時の女子高生というか、まぁそれなりに話してはいるけども。
やっぱり今時の女の子っていうのはそういう話題が普通なんだろうか。あたしは自覚している限り普通とはちょっとズレているからなぁ。そういうのあまり興味がないんだよね。
「由衣から聞いたんだけど、実花ちゃんって幼馴染みの男の子がいるんだよね?」
「あ、はい」
なしのん、桃のことお兄さんに話していたのか。ふと思ったけどなしのんとなしのん兄っていろいろお互いについて知りすぎじゃないか?
あたしと稔も仲は悪くない方だと思っていたけど、上には上を行く人がいるんだな。
「幼馴染みから恋人っていうのはありがちなパターンだよね」
「そうですね。でも……」
「でも?」


