は?何それおいしいの?




天然っぽい自然なブラウンの髪に少しタレ目の甘めフェイス。なんだろ、どこかイギリスとかの王子さまにいそう。


なしのんみたいなお色気ムンムンって感じじゃなくて、大人の滲み出るようなほのかな色気を感じる。うん、大人の男の人って感じだ。



「はじめまして、由衣がいつもお世話になってます。兄の浩(ひろ)です」


「あ、えと実花です……」



はじめましてと頭を下げると、ニッコリとした笑顔をもらった。


なんでこんなイケメンさんが彼女いないのか不思議だ。それはなしのんにも言えるけどね。



「ごめんね。今日は無理言って来てもらっちゃって」


「あ、いえ」



どうやらなしのんから話は聞いているらしい。


うん……なんか、合コンじゃなくてタダごはん食べに来ただけでごめんなさい。


と内心で謝っているとなしのんが早く早くと話していたあたしとなしのん兄を催促する。なんだかんだでなしのんは楽しそうでよかった。



「もうっ、自己紹介なんて入ってからもするんだからあとでいいじゃん」


「お前な……こっちはわざわざ来てもらったんだ。兄として先に挨拶するのは当たり前だろ」


「はいはい。みーな行こっ」


「あ、うん」


「おい」



なしのん強引。なしのん兄の話も聞かずにあたしの手を引っ張っていく。


なしのん兄もやれやれといった感じであたしたちのあとに着いていった。