「なに不思議そうな顔してるの。わたしが合コン前にこうしてみーなの家にいるのはみーなをかわいく変身させるために決まってるじゃない」
むふっ、となんとも楽しそうに自前のメイク道具やらあたしには何のために使うかよく分からないものが部屋のテーブルにぶちまけられる。
なんか似たようなブラシがひい、ふう、みい……なんでこんないっぱいあるの?1個でよくない?
「ほらほらみーな、早く着替えてってば。約束の時間に遅れちゃうでしょ」
「あ、うん」
とりあえず時間の約束を破るのはよくないだろう、といそいそととこの間買った服に着替える。
行き先が合コンというのはいただけないが、かわいい服を着るだけで気分が上がるのだからあたしは単純だ。
正直なところタダごはんが楽しみっていう理由もあるんだけどさ。
「うんうん、似合ってるよみーな!やっぱりみーなはそういう服似合うわー」
「そう?」
バッチリ!となしのんからのお墨付きをもらってちょっと安心。でもこれから何をされるのか考えると不安だ。
「じゃ、みーなをかわいくしよう大作戦始めるよー!!」
「お、お願いしまーす……?(これって作戦だったのか?)」
「(いつもすかした顔してる天野はどう出るかなー、むふふふ)」
かくしてあたしはその後、なしのんにいろいろといじられまくられたのだった。


