今度はバニラも食べてみようかな、と思いながら食べ終わったアイスのごみをごみ箱の中に捨てた。
「んーっ、おいしかったぁ」
ぼふんと後ろに倒れてベッドの上で伸びをする。
「ねぇ、ハナ」
「ん?」
あたしよりも早い段階で食べ終わっていた桃に目だけを向けると、桃もあたしを見ていた。
それがいつになく真剣味を帯びていてドキリとする。
「明日の合コン、ほんとに行くの?」
こてんと小首を傾げた桃にあたしはまばたきを繰り返した。
何を言われるのかと思えばそんなことか……というかあのときの合コンの話は聞こえていたのね。そっちのが驚きだわ。
「まぁ頼まれちゃったしね」
それにタダでおいしいものが食べられるっていうおまけつき。というかそっちが本命。
なしのんもいるし大丈夫でしょ。
「ふーん……ハナ、彼氏とか欲しいんだ」
ぽつりと聞こえてきた桃の一人言(らしきもの)。
うーん、あたしとしてはタダごはんが目的なんだけど、普通合コンって言ったらそうだよね。
彼氏か……考えたことも興味もなかったけど、このぐらいになると彼氏彼女って普通のことなんだよね。
それどころかあーんなことやこーんなことを済ませてる子もいるのか……って、何考えてるんだあたし。


