「お前達の組織は私の家族を殺した。
だから私は誓った!
父の形見のこの武器で、お前達の組織のメンバーを全て倒してやると!!
私は名はナオ!死んでも覚えとけ!」


少女・・・ナオがバズーカを発射した。

砲撃は少年の胸元に風穴を開け、そこを中心に熱を帯びた発光が全身を包んでいく・・・。


「ごめん・・・約束・・・守れなかった。」


少年の瞳から涙が零れ落ちた直後、少年の体は爆発した

バズーカが再び大剣に変形すると、ナオはまた背中に納めた。

ナオは胸元からロケットを取り出し、中の写真に語りかけた。


「父さん、母さん・・・。
見てて、あたしがかならず2人の敵を討ってみせる!」


ナオはロケットをしまうと、その場をあとにした。


・・・この夜の出来事は、後にナオにとって取り返しのつかないことにつながるのだが、それはまだ先の話である。