・・・黒煙をあげる森を遠くから見つめる人影があった。
黒いローブに身を包んだ美少女だ。
背中に自分と同じくらいの大きさの剣を背負っている。
「任務完了っと。たまには骨のあるやつを処刑してみたいぜ。」
燃え盛る森の中、男は来た道を帰って行く。
・・・男は気が付いていなかった。
火の海の中に蒼白い光があった事を。
その光の中で、少年が青年に抱きかかえられながら生きていた事を・・・。
「誰だ・・・?」
返事を聞く前に男は気を失った。
気が付いた時には、すでに森は燃えるものも燃え尽き、あとかたもなく焼失していた。
地面に寝そべる少年の隣に、自分を抱えていた青年が座っていた。
少年はゆっくりと体を起こした。
「お!気がついたのか。じゃ、俺はもう行くぜ。気をつけろよ!」
「待ってくれ!君はいったい何者なんだ?
あの炎の中、俺を守ってくれた光・・・。
どうして俺を守ってくれたんだ?」
「理由なんかないさ。俺は全てを守る男、ショウだからな。」
それだけ言い残すと、青年はどこかへ立ち去って行った。
黒いローブに身を包んだ美少女だ。
背中に自分と同じくらいの大きさの剣を背負っている。
「任務完了っと。たまには骨のあるやつを処刑してみたいぜ。」
燃え盛る森の中、男は来た道を帰って行く。
・・・男は気が付いていなかった。
火の海の中に蒼白い光があった事を。
その光の中で、少年が青年に抱きかかえられながら生きていた事を・・・。
「誰だ・・・?」
返事を聞く前に男は気を失った。
気が付いた時には、すでに森は燃えるものも燃え尽き、あとかたもなく焼失していた。
地面に寝そべる少年の隣に、自分を抱えていた青年が座っていた。
少年はゆっくりと体を起こした。
「お!気がついたのか。じゃ、俺はもう行くぜ。気をつけろよ!」
「待ってくれ!君はいったい何者なんだ?
あの炎の中、俺を守ってくれた光・・・。
どうして俺を守ってくれたんだ?」
「理由なんかないさ。俺は全てを守る男、ショウだからな。」
それだけ言い残すと、青年はどこかへ立ち去って行った。
