「伶奈?」


待ち合わせの駅で名前を呼ばれる。

でも胡桃じゃない…。


族の子かな?


クルリと振り返る。



「伶奈……だよね?」



振り向き固まる。


だってそこにいたのは…。


胡桃でもなく族の子でもなく…



私の大嫌いな……元カレだった。