4月14日水曜日 曇り
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今日、学校を出てから誰かにつけられてる気がして、怖くなって走ったら追いかけてきて…。
なんとか細い路地から家に着くことが出来たら、家にまだ智が居てくれて…智の顔を見たらすごく安心して…それがすごく嬉しくて…泣いた。
智には「知らない人」って言っちゃったけど…本当はその相手がだれかわかってたんだ。
智、ごめんね。
私を追いかけながら私の名前を呼ぶその声は、私のよく知ってる人。
あれは「ナオキ」の声だった。
でも、私は逃げた。
ナオキのことは嫌いじゃない、だけど怖いの。
もう私に…近づかないで!!
千鶴

