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それからしばらく、千鶴は日記を書いていなかった。
それは、千鶴が地元に帰っていたからなのか、入院したからなのか……理由はわからない。
どっちにしても、この続きが書かれるのは、千鶴が僕のポケベルを鳴らした日になる。
その間、どんな生活をしていたのかは想像もつかない。
だけど、確信をもって言えることは……彼女は傷つき、悩み、そして病気と闘いながらも未来に希望を持っていた。
そして、僕はその間ずっと千鶴が帰ってくることを信じて、待ち続けていた。
白紙のページはわずかに3ページ……だけどそこには、どんなに小さな文字で書いても書ききれないほどの思いがぎっしり詰まっているに違いない。
僕はゆっくりとその3ページをめくりながら、すれ違っていた僕と千鶴の思いを少しでも重ねようと努力した。
だけど、実際にその空白のページを埋め尽したのは、僕の涙の跡だった。

