最低なあなたに



生徒から視線を受けながらも全速力で逃げる。


なんで私は廊下で鬼ごっこしてるんだ!


とにかく走ったけど、結果は分かりきったこと。


捕まりましたよ、開始30秒くらいで。


「は、離して…!」


どんなに強く引っ張っても、振ってみても掴まれた腕は抜けない。


「お前アホだろ。」


「あ、アホじゃない…!」


「無駄な抵抗はやめろ。」


「無駄じゃない!」


いつの間にか生徒に囲まれていた。


男子からは好奇心の視線、女子からは鋭い視線が突き刺さる。


私のひっそり学校生活が!


この男のせいで崩れようとしてる!