最低なあなたに



そんな考え事をしていたのがいけなかったのか、私は角から出てくる人影に気がつかなかった。


「あっ!」


そう声に出したとき、私の体に衝撃がはしり、気付けば尻餅をついて倒れていた。


誰かにぶつかった。


その結論は簡単に出すことができた。


「いったぁ…」


ジンジンするお尻をさすりながら、私はぶつかったであろう【誰か】をみた。


そこにいたのは3人の男子。