最低なあなたに



「いや、暇じゃない。」


俺はどちらかというと女子はあまり好きではない。


理由は簡単だ。


高い声が苦手なことと、しつこいからだ。


そして、俺に遊びを誘ってきた女子。


こいつもかなりしつこい。


「じゃあさ、明後日は?」


「無理。」


「じゃあ空いてる日とかないの?」


どうしても遊びたい相手と、遊びたくない俺。


このままじゃ拉致があかない。


そう思って教室を出ようと席をたった。