最低なあなたに



おそるおそる顔をあげると、どこかで見覚えのある顔が私を見下ろしていた。


終わった。


一度ならず二度までもぶつかってしまった。


「お前…」


でも今回は眼鏡の男にぶつかったようで、これならまだ助かる確率は0じゃない!


そんなことより早く謝らなきゃ!


「あ、あの!


こ、この度は誠に申し訳ありませんでした!」


焦りすぎて言葉が堅苦しくなってしまった。


腰を90度に曲げるけど、上からはなんの反応もない。


もしかして…許してもらえない感じ…?


冷や汗が頬を伝った。