最低なあなたに



優男と、眼鏡の男の間を通り抜け、その場から離れる。


…が、


「ボケッとしてんなよ。」


「やめろよ佑樹!」


通りすぎる際、眼鏡の男にそんなことを言われてムカついた。


かなり。


でも、心優しい私はそれには反応せずに、全速力で走って逃げた。