最低なあなたに



「じゃあ行くかー。」


約束の時間30分前、私とお兄ちゃんは家を出た。


その時にはもう私は平常だった。


「行ってらっしゃーい!」


お母さんの声に見送られて、車に乗り込む。


免許を取ったばかりのお兄ちゃんの運転は不安だけど、しっかりシートベルトをつけて…


「よし、出発。」


サングラスを着けてお兄ちゃんはそう言ってアクセルを踏んだ。