虹色レーン

何分かがすぎて



さっきの義兄の顔が脳裏に浮かんだ。



「……胸が痛い……ハッ……私に感情なんてないか………」



そう、声を放った。大きな部屋にはとて
も良く声が響いた。




コンコンッ


「お嬢様、お食事のご用意が出来ましたご用意ください。」