虹色レーン

すぐにオリエンテーションが始まった。


「これから、オリエンテーションを始めます。では早速………サッカー部からお願いします。」
「サッカー部です。俺達サッカーぶは…」



あれから何分たっただろうか。


ぼーっとしていて分からなかった。



「陸上ぶです。僕達陸上ぶは、男女合同で行っています。…………………」
「また、マネージャーも募集しています。陸上部全員集合!」


「はい!」

部長の声によって、部員が1列に並んだ。


「気をつけ!よろしくお願いします!」

「おねがいします!」


その声と同時に、礼をし顔を上げた。



ドキッ



一瞬、義兄と目が合った気がした。



一瞬だったのは、私がすぐに目を逸らしたからだ。