虹色レーン

グラウンドから目を離すと、音楽を聴いたまま机に突っ伏した。




何分もたたないうちに、ガラガラっと音をたててドアが開いた。



どうやら誰かが来たようだ。




「大宮さん…?」



私の名字を誰かが呼んだ。




だけど、机に伏せたままガン無視。




他人と関わる気なんて、もうとうない。