虹色レーン

来た時には、とても意外だったが、今ではもう慣れた。




「お母様、このお肉とても美味しいわね。」


「えぇ、そうね。とても美味しいわ。」



「紗羅。学校はどうだった?」


義父が私に質問を投げかける。



少しの間、沈黙があってから



「………別に。」


そう1言だけ答える。



これもいつもの事。



皆にとったら、私ってすごく感じの悪いやつなんだろう。



でも、他人にどう思われようがどうでもいいと思ってる。