四人の幼馴染み

『私ね、あの時葵が怒ってくれたの、すごく嬉しかったんだ。』






『そ、そんなの覚えてねーよ!』







『だから、陽葵たちには悪いことしたなーって思ってた。』





『え?』





『あの時、同い年だったんだもん。同じ立場で怖くない筈ないのに。ごめんね。』





『有紗が謝る必要ないよ?!あの時は完全に私が悪かったんだし…。』





『雫も成長したよね。』







私は、空を見上げて言った。
なんだか、無性に四人で話したくなった。







『…あのね、私、もっと四人で過ごしたかった。』






『…なんで過去形なの?』







私は気づけば涙を流していた。






『…有紗?』






『…分かってた筈なんだけどな。ずっと四人ではいられなくなることくらい。』






『…いられるよ?なんでそんなこというの?』





『…いられないよ。葵には彼女が出来て、私の予想では雫と陽葵もくっつく気がするんだ~。だからさ、四人の時間なんてあっという間になくなって、会わなくなって。』






『…』







『そうなる前に、出会えてよかった!って伝えたくて。』






『…鈍いのは有紗の方だよ!』





『…雫?』






何故か雫まで泣いていて。
私は、何が鈍いのかわからなくて。