四人の幼馴染み

『雫!ごめんね、遅くなっちゃった。』






『あ!待て有紗!』





『へ?なに?』






『有紗の隣は俺限定だからな!』





『葵?』






『いいから!ベンチ、座るんだろ!』







そう言うと、私と陽葵を遮るように、葵が隣に座ってきた。






『葵、子供みたい。』





『な、なんだよ!てか、話すって何話すんだよ。』





『うん。…わたし達の、出会いについて。』







『懐かしいわね。あれは、すごく小さいときだったわよね。』







『うん。』