四人の幼馴染み

『陽葵ごめん。私、』






『…ごめんな。傷つけたな。』






『…違うよ。…私こそ、ごめんね。』






『…葵は今、気がたってる。だからあんなこと言うんだと思う。』





『…あの、私葵に言ったことほんとなんだ。』





『え?』





『ほんとは、葵の幸せならとか思ってない。そんな子じゃない。』





『……そんなの誰だって同じだろ?好きな人と一緒に幸せになりたい。普通そう思うだろ?』




『…陽葵、私、』





『…有紗、今日疲れてるだろ?明日も学校あるし、もう寝ろ。』





『……ありがと、陽葵。』






『あぁ。…おやすみ。』







陽葵はそう言って、部屋を出ていった。