『じゃ、戻ろっか。』
『うん。』
家に入ると、話し声が聞こえた。
『俺だってさ、あんな風に陽葵に言うつもりなかったんだよ。』
『わかってるよ。』
『けどさ、どうしても有紗のことになったらさ、なんていうか、我慢できないっていうか…』
『…うん。もうじき戻ってくるよ、二人とも。とりあえず謝ったらきっと陽葵も素直になってくれるよ。』
これって、盗み聞きしてて大丈夫なのかな。
陽葵まだリビングいるし。
『…ん?有紗入んないの?』
『…それは、』
ガチャっ
ごんっ
『ったぁ…。』
『え、有紗?!ごめんね!大丈夫?』
『…だ、大丈夫。』
急にドアが開いて鼻をうってしまった。
『…陽葵、』
『…葵。』
『その…ごめん、な。』
『…え、あ、俺こそ、ごめんな。』
『有紗も、ひどいこと言って、ごめん。』
『…葵、約束覚えてたんだよね?』
『…え、有紗も…?』
『当たり前だよ。だけどね、葵、私には一つだけ言えてないことがある。』
私は、陽葵の方を向いた。
『うん。』
家に入ると、話し声が聞こえた。
『俺だってさ、あんな風に陽葵に言うつもりなかったんだよ。』
『わかってるよ。』
『けどさ、どうしても有紗のことになったらさ、なんていうか、我慢できないっていうか…』
『…うん。もうじき戻ってくるよ、二人とも。とりあえず謝ったらきっと陽葵も素直になってくれるよ。』
これって、盗み聞きしてて大丈夫なのかな。
陽葵まだリビングいるし。
『…ん?有紗入んないの?』
『…それは、』
ガチャっ
ごんっ
『ったぁ…。』
『え、有紗?!ごめんね!大丈夫?』
『…だ、大丈夫。』
急にドアが開いて鼻をうってしまった。
『…陽葵、』
『…葵。』
『その…ごめん、な。』
『…え、あ、俺こそ、ごめんな。』
『有紗も、ひどいこと言って、ごめん。』
『…葵、約束覚えてたんだよね?』
『…え、有紗も…?』
『当たり前だよ。だけどね、葵、私には一つだけ言えてないことがある。』
私は、陽葵の方を向いた。

