僕らは女性に促されるまま先程女性が寝ていたソファにもたれた
女性は反対側に木製の椅子を持ってきて座った
組んでいる女性の脚はスラリと長い

「…で?君たちは…何を抱えているの?」

尋ねられた僕らはそれぞれの身分を軽く明かした

「そう…
最近の子はいろいろと大変なのね…」
女性の顔は終始暗い

「あの…お名前を聞いてもいいですか?」
恵実が尋ねる

「そうね…
澪、とでも言いましょうか」