僕は窓を開ける
風が涼しいいい夜だ
でも真夜中になっても眠らない町のネオンで
星はあまり見えなかった

「…菜奈もいればよかったな…」
瞭我の言葉
「やめて…やめて…」
恵実の涙
「母さん…」
僕の罪悪感

全部焼き付いている
だけど僕も僕らも
今こうして笑いながら生きている

菜奈の気持ちは
僕にはわからないけど
それを望んでくれている気がしてならない