私、島恵実は中一女子の出来損ないである

いじめが日常茶飯事
皆私は要らないっていう
私もそう思う

数えるほどしかいない友である凪颯から電話が来た
『一緒に家出しないか』
私は聞いた
「私なんか居ていいの?」
『当たり前じゃないか』
私はそれだけ聞いてほっとして言った
「だったら勿論、行くに決まってる」