にじいろ からふる。




「そこの君。止まって。」

振り返れば2人の青年が立っていた。

「なんすか?」

この時代にも、補導みたいなことするんだな。って思いながらあたしは相手を睨みつけた。

「そんな、警戒しなくて大丈夫ですよ。」

笑顔で言う青年の目は笑っていなかった。

「で、あたしになんのようですか?」

「少し目立っていたので屯所まで同行お願いします。」

なんか、聞きなれない言葉が多いけど、とりあえず職質だろ?

まぁ、わからないことも多いし、とりあえずついていくことにした。