「ふざけないで!!今すぐ帰る!!」 そう言ってあたしは持っていた荷物を抱えて、家を飛び出した。 坂を下ってバス停についたけど、今日の便はすでに終了していた。 日が落ちる前に終わるってなんなのよ。 そんな言葉を吐き捨てたけれど、誰もいない田舎の空に吸い込まれて消えた。