授業はまだ終わっていません                ~青春は理科室にて~

「手こずらせんなよ。指輪、渡してくれりゃあ何もしねーからよ。」




「離して!」




腕を掴む手を払いのけるが、それでも伸びてくる手。




それを避け、指輪を両手で握ると丸めた背を向けて必死に守った。




「ルールを守らない人達になんか絶対渡しません!」




そうこう揉み合っていると…




「あっ…」




体が大きく傾く…




足を踏み外した体が空中に放り出される。








嘘でしょー










うあぁぁぁーーーーー‼

声にならない悲鳴が私の中に響く…………