来た道を戻り階段を上りきって曲がれば、第二理科室から漏れる光が廊下に細い線を引いている。
扉を開けると、骸骨の方の先生はいつもの場所に微動だにせず立っているのが目に入った。
「植田さん?どうしたの?」
丁度、亘理先生が紙の束を手に、隣の理科準備室に通じる扉から出てきたところだった。
亘理先生の顔には、少し驚きが滲んでいるように見えた。
誰もいないと思っていた教室に戻ってきて生徒がいたら、亘理先生じゃなくても驚くよね。しかもこんな時間だし。
「あの、このノート、亘理先生のじゃないかと思って、届けに来たんですけど…」
おずおずと差し出したノートを見て、先生は少しの間を置いて小さく息を吐いた。
「植田さん、ありがとう。探してたの。」
先生は受けとると、ノートの表紙に目を落とした。
ノートを見つめる先生の顔は無表情だったけど、それが先生にとって大事な物なんだと伝わってきた。
これで、持ち主に戻って良かったね、で終われば良いのだろうけど、私には言わなくちゃいけないことがある!ほら!言うのよ私!
扉を開けると、骸骨の方の先生はいつもの場所に微動だにせず立っているのが目に入った。
「植田さん?どうしたの?」
丁度、亘理先生が紙の束を手に、隣の理科準備室に通じる扉から出てきたところだった。
亘理先生の顔には、少し驚きが滲んでいるように見えた。
誰もいないと思っていた教室に戻ってきて生徒がいたら、亘理先生じゃなくても驚くよね。しかもこんな時間だし。
「あの、このノート、亘理先生のじゃないかと思って、届けに来たんですけど…」
おずおずと差し出したノートを見て、先生は少しの間を置いて小さく息を吐いた。
「植田さん、ありがとう。探してたの。」
先生は受けとると、ノートの表紙に目を落とした。
ノートを見つめる先生の顔は無表情だったけど、それが先生にとって大事な物なんだと伝わってきた。
これで、持ち主に戻って良かったね、で終われば良いのだろうけど、私には言わなくちゃいけないことがある!ほら!言うのよ私!



