授業はまだ終わっていません                ~青春は理科室にて~

どうしたんだろう?



「なんだよ、先生もやっぱ中気になるのか?」



「いえ…」



ちょ、ちょ、ちょ!桃先輩は先生に何てことを!



「先生は桃先輩と違ってそんなこと思いませんー!」



「桃先輩と違ってって…見ようとしたお前が言うか。」



「ぐ、ぐーの音も出ません…」



ホント、痛いとこを突いてくる…



「でもでも、結果的には見てませんし、セーフです!
じゃあ私はこれから返して来ます。」



気不味さから私はさっと立ち上がり、さっさと教室から撤退しようと急いで机の上をノートを滑らせ手繰り寄せる。が…



焦りすぎる余り勢いついたノートが机から落ち、それはまるでスローモーションのようにヒラヒラと床へ吸い寄せられていった。




「あああああーーーーー!」




そして床に辿り着いたノートは、パラパラとページが捲れあるところで止まった。


私も止まった。


見てしまった…


びっしりと埋め尽くされる文字を…