「桃先輩、こちら近所に引っ越してきた
相馬敬助君。」
「"兄"の桃内恭馬だ。よろしくな。」
私が紹介をする前に桃先輩は、人好きのするあの笑顔で手を出し握手を求めた。
"兄"って…
この人はまたややこしい挨拶をしたもんだ…
「相馬です。よろしくお願いします。
えっと、お兄さんって…」
手を放した敬助君が私に疑問の視線を送る。
そうだよね?引っ掛かるよね?
「桃先輩、従兄なの。」
「あぁ、それで。」
それでって…納得しちゃうんだ。
従兄でも兄っておかしいよね?
「相馬は、彼女いるのか?」
はっ?この御方はいきなり何を言い出すんだ…
「いえ、いませんが…」
ほら、敬助君だって戸惑ってるじゃん。
「そうか、なら一応"相馬にも"忠告しておく。
泉には手を出すな。」
「なっ!いきなり変なこと言わないでよ!バカなの!?」
そんなことありえないし、それ以上に恥ずかし過ぎて先輩に敬語を使うことも忘れ、廊下で大声を上げてしまった。
「はい、肝に銘じます。」
敬助君は桃先輩の失礼な発言には気にも止めずただ微笑んだ。
「もう!敬助君もこんな人相手にしなくていいからね!
先輩!ほら行きますよ!」
私は桃先輩の襟首を掴むと「じゃあ」と挨拶だけして敬助君と別れ文室のドアを叩いた。
中から直ぐに「どうぞ」と女の子の声がして、それを合図に中に入る。
「失礼しまー」
「よく来たな!やろーども!」
最後まで言い終わる前に私の言葉は妙にテンションの高い声にかき消された。
相馬敬助君。」
「"兄"の桃内恭馬だ。よろしくな。」
私が紹介をする前に桃先輩は、人好きのするあの笑顔で手を出し握手を求めた。
"兄"って…
この人はまたややこしい挨拶をしたもんだ…
「相馬です。よろしくお願いします。
えっと、お兄さんって…」
手を放した敬助君が私に疑問の視線を送る。
そうだよね?引っ掛かるよね?
「桃先輩、従兄なの。」
「あぁ、それで。」
それでって…納得しちゃうんだ。
従兄でも兄っておかしいよね?
「相馬は、彼女いるのか?」
はっ?この御方はいきなり何を言い出すんだ…
「いえ、いませんが…」
ほら、敬助君だって戸惑ってるじゃん。
「そうか、なら一応"相馬にも"忠告しておく。
泉には手を出すな。」
「なっ!いきなり変なこと言わないでよ!バカなの!?」
そんなことありえないし、それ以上に恥ずかし過ぎて先輩に敬語を使うことも忘れ、廊下で大声を上げてしまった。
「はい、肝に銘じます。」
敬助君は桃先輩の失礼な発言には気にも止めずただ微笑んだ。
「もう!敬助君もこんな人相手にしなくていいからね!
先輩!ほら行きますよ!」
私は桃先輩の襟首を掴むと「じゃあ」と挨拶だけして敬助君と別れ文室のドアを叩いた。
中から直ぐに「どうぞ」と女の子の声がして、それを合図に中に入る。
「失礼しまー」
「よく来たな!やろーども!」
最後まで言い終わる前に私の言葉は妙にテンションの高い声にかき消された。



