授業はまだ終わっていません                ~青春は理科室にて~

「だってよー決めねーといつまで経っても帰れねーじゃん。」




「だからって押し付けんな!」




「優勝なんて無理なんだからさ~指輪なんか他のクラスの奴に上げちゃえばいいじゃんか~」





優勝無理?
無理って何よ?


確かに、自分でもやる前から優勝は無理だと思ってたよ。
だけど人から無理とか決めつけられるのは凄くムカツク。


クラスの男子ほぼ全員と思われる押し付けコールが、私の中でふつふつと何かを沸き上がらせた。





「分かりました!」





沸き上がった何かが爆発した様に、私は言葉乱れ飛ぶクラスに大声を響かせた。



静まり返る教室ー






「他に推薦がいないようであれば多数決を取ります。
他にいませんか?」




教室は静まったままだ。




「では、いないようなので今から多数決を取ります。
私がクラスの代表になることに賛成の人は手を上げて下さい。


ただし!


これで私が代表者になった場合、仮にですが!優勝するようなことがあれば褒賞は私個人で頂きます。」







そして…







結果は32対5で私が代表者になった。



反対の5票は智子達の優しさの5票だった。