授業はまだ終わっていません                ~青春は理科室にて~

「あ~、やりたい人がいないなら推薦でも良いですよ?」




もうらち空かないな~
ほら、やっぱり私じゃ無理なんだって。
人束ねるのとかキャラじゃないし。
何でも良いから誰か発言して~




なんて思ってしまったからなのかもしれない…




「じゃあ、泉を推薦する~」



「えっ?」




早く終わらないかな~と目を伏せているとどこからか声が上がった。





「いいじゃん。泉やれよー」





次から次へと後押しする声が上がっていく。





はぁ!?それこそ私のキャラじゃないよ!



何でも良いとか思っちゃったけど、やっぱり何でも良くない!と後悔が打ち寄せる。





「いや、それはちょっと…」





私が焦っていると、前の方で誰かがイスから立ち上がる。


その子はクラスで一番背が高く、顔もこれでもかってくらい小さいモデル体型の女の子だった。




「泉困ってんじゃん!押し付けんなよ!」




私を庇ってくれたのは智子だった。





ありがと~智子~





私は智子の優しさに涙腺が崩壊しそうだった。