授業はまだ終わっていません                ~青春は理科室にて~

「田仲、お前やれよ。こういうの得意なんじゃねーの?」




ナイス、小峰!私の変わりに言ってくれてありがとう!




「えー、やだよ。6ヶ月とか面倒くせーし。」




その一言で私の期待は脆くも崩れ去った…




田仲君、以外と面倒臭がりなんだね…




まぁ、確かに長いよね…




3年に1度行われる柏陽祭。
その柏陽祭までの6カ月もの間行われる前夜祭が柏前祭だ。



もう長期過ぎて前夜祭ってレベルじゃない…



どこの学校にも伝統ってものがあると思うけど、これがうちの学校の伝統だ…



凄く特殊だと思う…



今年で20回目を迎えるけど、1回目から柏陽祭の前には必ず柏前祭が行われてきた。今年も例外はない。







「青木は?優勝したらトーヤ先輩とデート出来るかもよ?」




今度は窓際の席から女子の声が上がる。




「デートしたいけど、優勝とかムリだから。ケガもしたくないし~爪割れたくな~い。」




青木さんは自慢の爪を磨いていて、端からも興味がないのはよくよく分かった。




確かに、危険かもしれないよね…

ある意味何でもありの行事だ。