授業はまだ終わっていません                ~青春は理科室にて~

「すみません!ホームルームを始めるので席について下さい!」




大きい声を出した私に、クラス全員の視線が一斉に集中する。




きついー!凄くきつい!
早く帰りたい!




何で私が教壇にいるのかって思ってるよね?
何で先生でも委員長でもないのに仕切り出したのかって思ってるよね?
中にはなんだお前って思ってる人もいるよね?





「先生は会議で来れないので、変わりに柏前祭の代表者を決めるように言われました。
やりたい人いますか?」




この時点で私は直ぐに決まると思っていた…





入学してまだ1ヶ月も経ってないけど、クラスはもう落ち着いていたし。

1クラス40人もいて、他のクラスからみたら皆環境適応能力が高いと思うかもしれないけど、元々クラスの3分の1は同じ中学の顔見知りだったからその分打ち解けるのが早かった。

一致団結したクラスってわけじゃないけど、仲が悪いクラスってわけでもない。

そんな7組にはムードメーカー的存在の田仲君もいるから、田仲君辺りが率先してやってくれるんじゃないかと期待していた。こう言うの好きそうだし。



その彼はというと、教室の後ろの談笑組の中にいた。