そんな青木の授業が終わり、今日が5時間授業である事もあり、ぞろぞろと皆が帰り支度を始めた。




柚木と田代と夕士は、英会話クラブに入っている。


だが今日の活動はない為、早速帰り支度をしていた。









ほどなくして帰りのHRが始まり、明日の連絡、今日の反省などをした後、解散となった。









桜「あ、柚木今日あれかぁ。じゃあ、また明日ねっ!」



垣内「じゃね、みんな〜」







桜は田代と帰宅、
垣内は部活へと向かった







『皆気をつけてー!ウッチー部活がんば!』







各々に手を振る。





さて、自分も帰り支度をするか!

と席を立った時


夕士に声をかけられた









「柚木、きょうあれだろ??」




『うん。そだよ。』






「そっか。じゃあ先帰ってんな。」










そう言って夕士も教室を出ていく




『おうよ!じゃねー!』







夕士がかるく手を上げて出ていくのを見てから、柚木は準備を始めた。






準備を終えた頃には、教室にはほとんど人はいなかった。





グラウンドから部活をしている声がする。




吹奏楽部が練習しているのか、どこからか音楽も聞こえる。







バックを机の横にかけ、席に座って
頬杖をついた。





もう誰も居なくなった教室に、僅かに周りの音がする。








しばらくぼんやりしていると、
カウンセリングの先生がきた。