ドキドキしながらも、今すぐ返信したくて焦りながら文字を打つ。




《お久しぶりです!》




たったこれだけなのに、何度も打ち間違えちゃう。




無事に返信し終え、ふぅっと溜め息を吐いた時。




♪ピロロンと、再び机の上に置かれた携帯が鳴った。




《結城真紘:焦りすぎw》




「ふぇっ!?」




誰もいない資料室で、思わず声を上げた。




だ、だ、だって、焦ってたの、なんで結城くん分かったんですか!?